ゆの里 重岡昌吾氏 水から観える世界
2024年11月1日に開催された1000年ブランド祭りで
ゆの里 重岡昌吾氏のお話を聞きました。
重岡社長のお話をお聞きするのは2回目ですが
(1回目の記事はこちら)
相変わらず、情報量たっぷり!
すぐには消化できず、アーカイブの公開を待って、振り返りをしています。
目次
新しい時代を迎える - 水から観える世界 -
今回は「新しい時代を迎える --水から観える世界」というテーマで
お話をしてくださいました
重岡社長は「ゆの里」という温泉施設の経営者で、この湯の里の経営の傍ら、
性質の異なる3種類の水の研究もされています。
重岡社長の水に学ぶというアプローチから
文化や宗教といった垣根を超えて、
互いに共感するための土台が生まれるのではないか
そんな可能性を感じます。
1時間20分に及ぶ講演の中から
自分を活かすという視点で考える時に
重要だと思われるポイントを1つ
ご紹介したいと思います!
ゆの里の、3つの性質の異なる水
1つめが、金水
2つめが、銀水
3つめが、銅水
と呼ばれるお水です。
これらは、それぞれ、性質の異なるお水で
金水、銀水、銅水の順番で使えるようになったそうで
このプロセスが、「自分を活かす」というときに
とても参考になる考え方だと思いますのでご紹介します。
ちなみに、これらの性質の違いは、水の分子構造によるものであることが
最近の「アクアフォトミクス」という研究からわかってきました。
「金水」場を整える水
今回登壇された重岡昌吾社長のお母様が
周囲の反対を押し切って、「ゆの里」をつくろうとした際に
最初に掘り当てた地下水であり、
ゆの里オープンの際から使用している最初のお水です。
この、最初のエピソードも面白く
掘削業者に依頼して、掘削したところ、お水は出なかった・・・
なのに、その後、局地的な地震が発生し、お水が出た!
そんな不思議なエピソードを持つお水です。
このお水は「金水」と呼ばれ
「場を整える」働きがあるそうです。
「銀水」自分という球をつくる水
温泉を探し求めて掘削した際に見つかったお水で
岩盤の中に閉じ込められいる状態のため、限りがあるそうです。
浄化のはたらきがある、とされていますが
その本質は「自分自身の球をつくる」働き。
その働きにより、自分を純化させようとするときに
自分以外のものが出ていくので、浄化の水とも捉えられるそうです。
「銅水」自分を手放し、繋がっていく調和の水
オープン当初、予備の井戸を掘ったものの、鉄分が多くて使ず、放置していたそうです。
ところが、金水・銀水が出たのち、
この井戸から、それまでとはまったく違う水が湧いてきて、
それが「銅水」と呼ばれるようになったそうです。
これは、「結び」と「解放」をもたらす水とのこと・・・
ちなみに、使えなかったことには理由があり、
「自分ができていない者どうしがつながったら、依存になり、カオスになる」から。
物事には、順番があるんですね。
自分を活かすのも「順番がある」ということを水に学ぼう
1金水にまなぶ・・・心を整えること
一滴の水滴を落とした時に、波紋がくっきりと浮かぶような状態になるまで
心を整えること
2 銀水にまなぶ・・・心が整った状態で、自分という玉をつくる
作るというより、心を整えると、自然と自分を感じられるようになる、というイメージが近いかもしれません。
3 銅水にまなぶ・・・自分を超えてつながっていく
他の人と協力してことをなすときに、この「自分を超えてつながる」という銅水の考え方が大切になります。
今の自分は、心が整っているかな? 自分という玉の状態はどうだろう?
自分を超えて繋がれているだろうか??
心がざわついているときは
心を落ち着けて、体と心の微細な振動が整うのを待って
自分の心がどこにいきたがっているのかを確認しましょう。
成果を出すものは時間からスタートする!
「ドラッカー名著集1 経営者の条件」P. F. ドラッカー
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