初対面の相手にも印象付けられるブランドストーリー+ブランド名を活用しよう!

会社名や事業名のネーミングで迷っていませんか? 
そんな時は、原点に立ちもどり
ブランドストーリーをもとにした名前づくりをすることを
おすすめしています。

ブランド名が成功の第一歩!名前ひとつで会社の印象が変わる

企業やブランドを立ち上げる際に、
多くの経営者が頭を悩ませるのが「名前」です。

短いながらも強力なインパクトを持つブランド名は、
顧客との初対面での印象を大きく左右します。
覚えやすく、かつブランドの個性やメッセージを伝える名前は、
会社の成長にとって重要な役割を果たすのです。

では、ブランド名はどうやって決めればいいのでしょうか?
実は、あなたのブランドの「ストーリー」にヒントがあります。

その理由を詳しく説明しましょう。

ブランドストーリーって何? その価値と役割を知ろう!

「ブランドストーリー」という言葉を知っていますか?

ブランドストーリーとは、
単に製品やサービスを売るだけでなく、
ブランドが持つ背景やビジョン、目的を伝えるための物語です。

このストーリーは、顧客に「このブランドを選ぶ理由」を提供し、
単なる消費行動を超えた深い信頼関係を築くためのものです。

例えば、「なぜこの商品を作ったのか?」
「このブランドが目指す未来は?」という問いに答えることが、
ブランドストーリーの核心です。

ブランディングに詳しくなくても、
企業の始まりや苦労話、理念などを語れるはず。
それこそがブランドストーリーであり、
この物語が顧客の心をつかむポイントになるのです。

ブランドストーリーがあなたのネーミングに必要な理由

では、なぜブランドストーリーが
ネーミングを作る際に必要なのでしょうか?

それは、名前がブランドの「顔」となるからです。
お客さんが、一番目にするものは、名前です。

ブランドストーリーを反映したネーミングを持つことができれば
単なる商品名ではなく、そのブランドが持つ価値やビジョン、
思いを一言で伝えることができるのです。

例えば、SHARPの
ヘルシオという水を使うオーブンがあります。
このブランドのストーリーは

顧客:生活習慣病を気にする人たちが
目的:油と塩を減らし健康に調理するための
役割:水で焼くオーブン

コンセプトの教科書 ダイヤモンド社 (2023/5/31)

というもので
「減る塩」と「ヘルシー」という意味と 
ストーリーから「ヘルシオ」という
ネーミングが生まれました。

まさしく、ネーミングの成功例ですよね!

顧客との最初のコミュニケーションである
ブランド名をブランドストーリーをベースにつくることで
そこで伝えたいメッセージを端的に伝えられるようになるのです。

ブランドストーリーを明確にするステップ:まずは原点を振り返ろう

ネーミングを決める前に、
まずはブランドストーリーを明確にしましょう。

詳しくは、「ブランドストーリーの作り方7つのポイント」に掲載していますので
ここでは、簡単に説明します。

以下の質問を自分に問いかけてみてください。

  • なぜこのブランドを始めたのか?
  • どのような価値を顧客に提供したいのか?
  • 会社が目指す未来やビジョンは何か?

このプロセスは、あなたのブランドの核となるメッセージを洗い出し、
それをもとにネーミングの方向性を固める助けになります。

先ほどの、ヘルシオの例でいうと

  • なぜこのブランドを始めたのか?
    余分な塩や油を落として美味しく調理できる調理器具をつくるため
  • どのような価値を顧客に提供したいのか?
    生活習慣病を気にする人たち
  • 会社が目指す未来やビジョンは何か?
    塩を減らして、ヘルシーに!

といったようになります。
ブランド・ストーリーは
シンプルですが、力づよいメッセージの土台をつくります。

ブランド名を決める時に意識するべきポイント

次に、ブランドストーリーに基づいたネーミングの方向性を考えましょう。
以下の点を押さえて、最適な名前を導き出してください。

  • ブランドの価値観を反映しているか?
    ブランドが提供する価値を簡潔に表す名前を目指しましょう。
  • 覚えやすさ
    名前は短くシンプルで、発音しやすいものが理想です。
  • 読みやすさ
    英語表記の場合は、読みやすさも重要です。
  • ターゲットに合った名前か?
    あなたの顧客層に合ったトーンや言葉を選びましょう。
    若い世代向けならば、モダンでカジュアルな名前が好まれることが多いです。

ネーミングのアイデア出しを始めよう!

ブランドストーリーをもとにしたネーミング作業は、
クリエイティブなアイデア出しが不可欠です。
いくつかのキーワードを思い浮かべ、
それを基にいくつかの候補を作ってみましょう。

ブレインストーミングの際は、
少し突飛なアイデアも排除せず、
多様な視点から検討することが大切です。

候補を出したら、ブランドストーリーとの整合性を確認しましょう。
選んだ名前がブランドの理念や価値観をしっかりと表現しているかどうか、
慎重に見直してください。

名前が決まったらフィードバックをもらおう

最後に、候補が決まったら
実際に周囲のフィードバックを集めてみましょう。
チームメンバーや親しい顧客に名前の感想を聞くことで、
第三者の視点から新しい気づきが得られるかもしれません。

また、名前のドメイン(ウェブサイトのURL)が取得可能か、
他の競合ブランドと似た名前がないかも
確認することを忘れずに行いましょう。

まとめ:ブランドストーリーに基づいたネーミングで信頼と共感を得よう

ブランド名は、顧客に強い印象を与え、
ブランドの成功に直結します。

ブランド名+ブランドストーリーをくみわせて使うことで
強い印象を与え、記憶に残り、
ブランドは想起されやすくなります。

自分や自社のブランドストーリーを明確にし、
そのストーリーに基づいたネーミングを行うことで、
顧客に共感を呼び起こし、長く愛されるブランド名を作りましょう。

今すぐ、自分のブランドの背景や理念を振り返り、
素敵な名前を生み出す第一歩を踏み出してみてください!

「ブランド・ストーリーの作り方」ワークショップ