ブランドのデザインは、ブランドストーリーからはじめよう!

ブランドデザインの出発点、理想はブランドストーリー!

「デザインはロゴや色を決めればいいだけ」と思っていませんか?

デザインはそもそも「伝えるため」に行うものです。
企業や事業が「伝えるべきこと」は
企業の背景や理念、価値観、顧客への約束を語る
「物語」= ブランドストーリーであり
ロゴは、それを象徴的に表現する「シンボル」となることが
望ましいのです。

この記事では、デザインを作り上げる上で
なぜブランドストーリーが重要なのかを解説し、
具体的なステップを紹介します。

そもそも、ブランドストーリーって何?

ブランドストーリーとは、
企業の背景や理念、価値観、顧客への約束を語る「物語」のことです。

あなたの会社が「なぜ存在するのか」
「どんな思いでビジネスを始めたのか」、
そういった想いがストーリーとして表現されます。

たとえば、消費者が「どの会社の商品を選ぶか」と迷ったとき、
その会社の背後にあるストーリーが選択の決め手になることがよくあります。

つまり、単なる商品やサービスの提供者ではなく、
共感や信頼を生み出す「物語のあるブランド」として認識されることで、
競合他社との差別化を図れるのです。

ロゴはブランドストーリーを象徴するもの

企業の「顔」となるのがロゴです。
そのロゴは、

「なぜこのブランドが存在するのか」をという抽象的な概念を
視覚化したものです。
ブランドのストーリーを、ロゴが象徴するのです。

たとえば、スターバックスのロゴは単なるカフェのマークではなく、
世界中で愛されるブランドの「体験」や「コミュニティの場」を表現しています。

こうしたブランドの背景には、その企業が持つ強力なストーリーがあるのです。

ブランドストーリーをデザインに反映させるための3ステップ

  1. まずは自社の「なぜ?」を見つける
    自社の創業理由や、どんな価値を提供したいのかを
    明確にすることが最初のステップです。
    「なぜ私たちはこの商品・サービスを提供しているのか?」を考えることで、
    デザインの基盤となるメッセージが浮かび上がります。
  2. 伝えたいメッセージをはっきりさせる
    顧客に伝えたいことを一言でまとめることが大切です。
     「私たちのブランドはこれだ!」と言える短いメッセージを作り、
    それをもとにデザインを考えましょう。
    メッセージが明確であればあるほど、
    デザインも一貫したものになり、顧客の心に残ります。
  3. ビジュアルで感情を伝える
    ブランドストーリーが決まったら、
    それを色、フォント、ロゴなどのビジュアルに反映させます。
    ブランドの価値観をどのように視覚的に表現できるかを考え、
    デザインがそのストーリーを自然に伝える役割を果たすようにしましょう。

    また、ビジュアル表現は、できるだけ一貫性を持たせることが重要です。

実際に成功した事例:ブランドストーリーが鍵を握ったデザイン

小規模企業の成功例

たとえば、地域密着型の小さなパン屋さんが、
単に「美味しいパンを作る」だけではなく、
地域の人々との交流を大切にする場所」というストーリーを掲げました。
その結果、ロゴデザインもパンの温かさとコミュニティ感を反映し、
顧客はパン屋に「行く理由」を
ストーリーとともに感じるようになりました。

大企業の事例

大企業では、AppleやNikeがその代表例です。
Appleは単なる電子機器メーカーではなく、
「人々にクリエイティブな力を与える」というストーリーをもとに、
シンプルで洗練されたデザインを生み出しました。

Nikeも「人々の可能性を広げる」という強力なメッセージを、
あの有名なスウッシュロゴに込めています。

まとめ:ブランドデザインはストーリーがあってこそ強い

ブランドストーリーは企業が伝えるべきメッセージを
短くまとめたものです。
このストーリーの象徴としてロゴをデザインし
色や表現のパターンを決めて一貫性をもってデザインすることで
顧客に深い印象を残します。

ぜひ、実践してみましょう!

まずは、あなたの会社の「なぜ?」を見つけ、
ブランドストーリーを作るところからはじめるのがおすすめです!

成果を出すものは時間からスタートする!

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「私の観察では、成果をあげる者は仕事からスタートしない。時間からスタートする。計画からもスタートしない。時間が何にとられているかを明らかにすることからスタートする」
「ドラッカー名著集1 経営者の条件」P. F. ドラッカー

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