【BRANDING INTERVIEW】千葉のり子さん

2013年04月29日

 2012年12月18日、インナーブランディング・セッション+コトバ・セットの体験者 パーソナルブランド・コンサルタントの 千葉のり子さんににインタビューにご協力いただきました。

千葉のり子さんプロフィール
早稲田大学理工学部を卒業後、カシオ計算機(株)に入社。 女性初の設計エンジニアとして時計の設計に従事。 その後、商品企画部に異動し、 Baby-Gをはじめとする女性向け腕時計ブランドを担当。 2012年2月にパーソナルブランドコンサルタントとして起業。 Shining Energy代表。

ブランディングに興味をもち、31歳で起業

サラリーマンとして腕時計の商品企画をしていた頃、 企画を書いたら課長に通し、部長に通し、 最後は役員室でプレゼンするまで、ひとりでやらなければいけませんでした。 男社会のなかの紅一点で、女性の先輩もいなかったんです。 だから、周りを観察して「どういうものが売れるのか」とか 「どういう人が仕事で認められるのか」を考えるクセがつきました。 すると、「あの人、キャラが立っている」 「こういう個性がある」ということが周りに浸透している人ほど、 仕事がやりやすそうだと気づいたんです。 結局、売れる商品も認められる人も 「ブランド力があるかどうか」に尽きるな、と。 それでブランディングに興味が出てきて、 週末にイメージコンサルティングの学校に通ったり、 勉強するようになりました。 その人のブランドに合ったファッションはどういうものか、 立ち居ふるまいや話し方はどうしたらいいか、 なんてことをアドバイスするコツを学びました。 そのうち、このジャンルで起業したいと思うようになったわけです。 2012年2月に「パーソナルブランドコンサルタント」と名乗って、 ブランディングのノウハウと、 イメージコンサルで身につけたことを合わせたサービスを開始しました。

想定していたお客さん像がズレていた!

ところが自分の強みがわかっていなかったので、 最初は集客もうまくいかなくて。 漠然と、お客さんは20代後半の女性を想定していたんです。 自分より年下のほうがアドバイスしやすいと思って。 何もわからぬままアメブロを始め、 3000円くらいの少人数セミナーを何度かやるなど、模索していました。 でも結局、セミナーに来てくれた人は40代だったり、 ホームページをつくって 試しに置いてみたメニューに申し込んでくれたのは 男性経営者だったり。 あるとき、来てくれたお客さんに 「何故わたしのセミナーを選んでくれたんですか」と尋ねてみたんです。 そしたら「元モデルさんでファッションのコンサルをしている人もいるけど、 生まれつき美人で何を着ても似合うような人に アドバイスされてもなぁって思ってしまう。 その点あなたは一般企業での勤務経験もあるようなので、 悩みがわかってもらえる気がした」という答えでした。 そんなところに着目してくれるんだ、と驚きました。 また、男性のお客さんが多いのは、 わたしが理系出身で ホームページなどの文章がロジカルだったことも関係あるみたいで。 ファッションという分野は感覚的に話す人が多いけど、 わたしはロジカルにしか話せないタイプ(笑)。 それが逆によかったようです。 どうやら自分で自分のお客さん像がわかっていないみたい、 と気づきました。だからずっと空回りしていたんですね。 そんなときに「team garden」の似鳥さんとお会いしました。

「team garden」コンサル体験記(1) 〜イメージカラーはオレンジ色!?

似鳥さんからまず初めに言われたことは、 「お客様にアンケートを送って答えてもらってください」でした。 いままでセミナーやコンサルに来てくれた人に 「千葉のり子を色でたとえると何色ですか?」 「香りにたとえると?」「千葉のり子に期待することはなんですか?」 といった項目のアンケートをお願いしてほしい、と。 アンケートに答えてくれたのは30人くらい。 その回答を、似鳥さんが分析してくれました。 そこから、お客さんはわたしに何に期待していて、 何に満足しているかが見えてきました。 全部がとても新鮮で、面白かったですね。 まず「色にたとえると?」の回答からして意外でした。 ホームページも水色系だし、 仕事の際に着ている服も寒色系が多いはずなのに、 圧倒的に「オレンジ色」という答えが多かったのでビックリ。 「香りにたとえると?」という質問に対しては 「フェロモン系の甘い香り」と答えた人はひとりもいなくて。 ま、これはある程度、予測していましたけど(笑)。 「レモン」や「グレープフルーツ」など 爽やかな柑橘類の香りにたとえてくれる人が多かったですね。 わたしは元気でフレッシュなイメージなんだということを初めて知りました。

「team garden」コンサル体験記(2) 〜強み探しの旅

次に、お客様アンケートからの分析をもとにしながら、 似鳥さんに1対1のセッションをしてもらいました。 3回に分けて、合計12時間くらいでしょうか。 子ども時代の話までさかのぼって聞いてくれたり、 似たような仕事をしている人のホームページを見ながら競合分析をしたり、 やることは多岐に渡っていました。 むずかしかったことは……特にないですね。 いちばんのハードルは、 最初にお客様に無償でアンケートをお願いするところでした。 「私ってどんなイメージ?」なんて 人に聞いたら自意識過剰なナルシストだと思われるんじゃないかって不安で(笑)。 でもそこを乗り越えたら、あとの作業はすいすい進みました。 似鳥さんの言葉で印象深いのは 「がんばらなくても自然にできちゃうことが強み」ということ。 それを一緒に探してくれ、言葉に落とし込んでくれるという行程でした。 最終的に出てきたわたしの特徴は 「明るく元気」「清涼感」「戦略的」など。 それで「ホームページにも明るく元気な色を使っていきましょう」 なんてことも決まっていきました。 そして、わたしにとってたいへん劇的な瞬間が訪れます。

自分のヴィジョンが見つかった!

多くの成功哲学の本には、 「自分はこうなりたい」という目標だけではなく、 それより上位の「世の中をこうしたい」という目標を持つことが大事だ、 と書いてありますよね。いわゆる「ヴィジョン」。 「ヴィジョンをもつと成功が加速する」なんて言われるけど、 実はずっとそれがピンとこなかったんです。 たとえば「世界平和のために尽くす」とか 「飢餓をなくす」とか、 そういう社会的な目標を掲げるのが、なんだか胡散臭い気がして(笑)。 もちろん世界は平和であってほしいし、 飢餓もなくなればいいなと思うけど、 それを自分のビジネスとつなげて声高に言うことに違和感がありました。 でも似鳥さんが 「個々が自然体で、その持ち味を活かせる社会をつくる」 というヴィジョンをつくってくれたとき、 「これだ!」って思いました。 心から望んでいることだから、これなら堂々と掲げることができる。 この上位目標のために自分のビジネスがあると確信できて、感動しました。 似鳥さんは 「これは自分が考えたんじゃなくて、 セッションの中で千葉さんが言ったことをまとめただけですよ」 と言っていましたけど、 自分ひとりでは絶対にこのフレーズには辿り着けなかったと思います。 たとえば中学の頃、校則がものすごく厳しくて、 髪を結ぶのは黒いゴムじゃないとだめだと言われていました。 黒いゴムをすることは構わないけど、 「黒じゃないとだめ」と言われることが苦痛でしたね。 型にはめられることが窮屈でイヤ。 だから中学時代のわたしは、暗くておとなしい子だったと思います。 そんな話も聞いてもらったからこそ、 このヴィジョンが生まれたのだと思います。 ずっとモヤモヤしていたことが、 やっと言語化できて、ほんとうに気が楽になりました。

仕事を選ぶとき、もう迷わない

ヴィジョンが見えたことで、 自分にできることは無限にあると思えるようになりました。 それが、いちばん大きな変化でしょうね。 少し前から本を執筆しているんですが、 最初はただ純粋に働く女子を応援する本を書きたいという思いだけでした。 でもヴィジョンがはっきりしてからは、 本を書くこともヴィジョンを叶えるひとつの手段だと気がついたんです。 「読んだ人が、それぞれの持ち味を活かせるようになればいいな」 と願いながら執筆するので、モチベーションが大きく上がりました。 いまは、本を書くことも、個人コンサルもセミナーも、 理想に近づくためにできることはなんでもやろうという気持ちです。 ヴィジョンがないときは、 いろんなことをバラバラにやっている気がして不安でした。 でもいまはもう迷いがないですね。 逆に、ヴィジョンに照らし合わせて、 「これは自分の仕事ではない」と気づくことは ちゃんと断るようになりました。 たとえば以前は知人のブログのカスタマイズなども 頼まれたら無料で引き受けていました。 相手にはすごく感謝されたけど、 これはわたしじゃなくてもできることだし、 わたしがやることじゃないなって思えるようになって、 いまはもうやっていません。 パーソナルブランディングのミニセミナーもやめました。 お客さまひとりひとりに、もっと深く向き合いたいと思い、 メニューを見直しました。 現在はたっぷりと時間をかけた、 以前より濃い内容のメニューになっています。

一発OKで決まった新しい屋号

起業したときに自分で付けた屋号が 「Personal Brand Strategy」でした。 なんのひねりもないですよね(笑)。 理系だから右脳思考が苦手なんです。 それで、もっとイメージが伝わる屋号にしたほうがいい、 キャッチコピーも付けたほうがいい、ということになりました。 似鳥さんがこれまでの分析結果を コピーライターの小関さんに伝えてくれて、 そのあと3人で話をするという形でした。 そのセッションで印象的だったのは、 「千葉さんにとって美しいってどういうことですか?」と 小関さんに聞かれたことです。 わたしは「生命エネルギー」「みずみずしさ」と答えた。 そしたら「よくわかります。 千葉さんから、きらめくようなエネルギーを感じます」って言ってくれて。 だから小関さんからあがってきた屋号の案には 「shining」とか「sparkling」という語があったのだと思います。 出してくれた5案を見て、わたしはすぐに「これにします!」と選びました。 それが「Shining Energy」。 キャッチコピーは 「自分の持ち味に気づき、欲しい成果を手に入れる」に決まりました。 これも見てすぐ「これだ!」ってわかりましたね。 お客様に提供する内容をロジカルに説明するだけでは、 競合と似てしまう可能性があります。 でもそれを情緒的なストーリーにすると オリジナルのカラーが出せるという考えだそうです。 ロジカルに考えることは得意ですが、 クリエイティブな表現は私自身はできないので、 自分らしい表現に出会えてとても嬉しいですね!

「team garden」をお勧めしたいのは、こんな人!

フリーランス、とくに起業したばかり人には 「team garden」のコンサルを受けることをお勧めしたいですね。 自分の強みを丁寧に分析してもらうと、 やりたい仕事にはやく辿り着けると思います。 あるいは、器用貧乏でいろんなことが出来てしまう人。 「なんでも屋」になってしまうと、 力が分散されてもったいないと思います。 やりたいことにかけられる時間もお金も限られているので、 自分がいちばん自然体でできることにフォーカスしていったほうが、 結果的に質の高いサービスができるはず。 それがフリーランスの醍醐味ですもんね。 とにかく、ヴィジョンが決まるとほんとうに楽になりますよ。 「あの星を目指していこう」って決めたら、 道はいくらでもあるということがわかると思います。 「あ、この道は違った」と思えば引き返してもいい。 ヴィジョンがブレていなければ、それは迷走ではないですから。 これは体験した人にしかわからない感覚だから、 ぜひ皆さんもこのコンサルを受けてみてください。


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