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だるまさん、自分の仕事を見つめ直す。-だるまさんBLOG第8回

2017年03月03日

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前回のお話・・・だるまさん、お客さんについて考える だるまさんBLOG第7回

 

その日はカラッとした、気持ちの良い天気の日でした。

nitadori
『いよいよ、ブランディングの最初の一歩、「ブランドアイデンティティきめる編」の最終日ですね!
今日は、お客様が求めている価値を勉強し、ブランドアイデンティティの決め方までを学びましょう』

sano
『前回、だるまさんは、セグメンテーションを使ってお客さんがどのような人かを知ることが出来たね。
では、お客さんはだるまさんの看板屋さんに、どんなことを求めているんだろう。考えたことがあるかい?』

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「前回も思ったけれど、ボクのお客さんは地元に住んでいる、自営業の人。
頼みやすいのもあるだろうし、どんな仕上がりになるかがわかっているから安心感もあるんだと、思います」

『そうだね! 近くには大きな広告会社があると言っていたけれど、
そういった会社よりも身近で頼みやすいことや、安心感があること、
それに価格面でも納得してもらっているから、お客さんが付いてくれているんだろう。
じゃあ、少し意地悪な質問をするよ。
だるまさんと全く同じようなスタイルのお店が近くに出来たとして、どうやったら生き残れると思う?』

「ええっ!? 考えたことも無かった。でも、色んな会社があるから、出来ないとは限らないよね・・・」

『そうなんだ。今は大丈夫でも、だるまさんの店を脅かす存在が後々表れるかもしれない。
そして、どうなるか。大抵は価格競争になってしまうんだ。
そんなとき、商品の価値に加えて、特徴を強みに変えることや、情緒的価値の創ることが必要になってくる』

koseki
『例えば、夏に活躍する家電の1つ、扇風機を例にしましょう』

テーブルに広げた紙には、たくさんの扇風機が並んでいます。

『それぞれの特徴はどんなものかわかる?ダイソンは羽の無い扇風機やタワー型のものを出しているし・・・』

「キャラクターのものもある!」

『キティちゃんファンには人気のものよね。
スタイリッシュさが売りになっている±0の扇風機もカッコイイわね』

『それぞれの特徴、例えば、カッコイイ⇔カワイイ、四角いフォルム⇔丸いフォルムなどを
競合商品と分析したものが、ポジショニングマップというものなの。』

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『資金面を始め中小企業は、なかなか大企業に太刀打ちできない。
だからポジショニングマップは、特徴や分野ごとに競合になりそうな会社や
商品がないポジションを考えるために行うの』

「どんな効果があるんですか?」

sano
『ポジションで1人になれる部分があるということは、その分野では競合がいないということなんだ。
例えば、理容室のQBハウスって知っているかい?
美容室や理容室の競合がたくさんあるなかで、近年では海外進出もしている。
なぜそこまで大きく成長できたか、その理由は「10分1000円のヘアカット専門店」というように、
お客様が本当に必要としているベネフィット(お客さんが得られるメリット)を提示し、
他の競合店と明快に差別化できたからだと言われている。
だから、お客さんが求めている価値を探ることで、大きく成功するケースもあるんだよ』

koseki
『いわゆる、ブルー・オーシャン戦略ね。
そしてね、ポジションで強みが発見できたらその部分を、徹底的に強めることも大事!
例えば、開発秘話などのストーリーにすると、商品の価値にプラスして情緒的な価値を
加えることもできて、真似の出来ない唯一無二の商品になるわ』

「なるほど!」

nitadori
『だるまさんの看板屋さんで、お客さんが依頼や購入したときに、
お客さんにはどんなことを感じて欲しい? どんなことで喜んで欲しいかしら?
これから考える、ブランド・アイデンティティとは、ブランドがブランドであることの証明なの。
全てのブランドがここから出発して、育ってゆくのよ!』


今までは、毎日の仕事で精一杯だった、だるまさん。
看板屋さんとして、たくさんの人をサポートしたい! 喜ばせたい! と思っていたけれど、
今ある看板の仕事を真面目にこなす、ということ以外に、どんなふうに頑張れば良いのか、
ブランディングの考え方に出会うまでは全くわかりませんでした。

 

しかし、だるまさんは気がついたのです!
お客さんが本当に求めていることこそ、大事だと。

「お客さんがどんなことを、ボクに求めているんだろう!!」
「ボクが、お客さんに出来ることってどんなことだろう!!!」

素敵な看板? 他に無い看板屋さん? だるまさんらしい看板屋さんって・・・?

 

一通りのワークショップが終え、だるまさんは、
仕事のスタイルや、この先の人生のことをじっくり、納得するまで考えてから
今後のビジョンを決断することをteam gardenのみんなと約束して、別れたのでした。

 

 

次回のお話・・・だるまさん、ブランドとこれからの人生を決める だるまBLOG最終回

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