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だるまさん、これまでの自分を思い出す。-だるまさんBLOG第5回

2016年12月03日

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前回のお話・・・だるまさん、自分のゴールを考える。だるまさんBLOG第4回

 

2回めのワークショップの日。
街を歩くだるまさんは、いつもより、ピカピカしていました。

何故かって? だるまさんが考えるゴールの世界・・・
「みんなが大好きな仕事で成功している社会」では、
今よりも「ピカピカなだるま」が活躍している姿が、思い浮かんだからです。

身だしなみを整えるとき、「こんなに格好をつけて良いのかな?」
と恥ずかしい気持ちもしました。
でも、この姿をしていると、胸を張って歩きたい気持ちにもなります。

sano
『夢を叶えるためには、すでに叶ったように行動すると良いと
たくさんの書籍などで言われているよね。
今日のだるまさんは、少しだけゴールに近づいているんだよ。』

nitadori
『夢や目標、ゴールが無いと、将来どうなりたいか、わからないままなのよね。
どう進みたいかが、わかるようになると、毎日がスゴク変わるのよ。』

 

目標が決まると、看板だけを一生懸命頑張って作っていた頃よりも
未来のことを考えられるようになった気がしました。
それに、何故か、夢を持つ仲間に出会えるようにもなったのです。
少し、不思議な感じです。

koseki

 

『さて、今日は、ブランドの内側を確認するところから始めましょう!
少し恥ずかしいかもしれないけれど・・・、
だるまさんが産まれてから今までのこと、全部語ってもらいましょう。』

「ええっ!?」

だるまさんは、じんわり汗をかきました。
今まで、誰かに自分のことを詳しく話す機会がなかったからです。
でも、えい!という気持ちで、みんなに話すことにしました。

・仕事やしつけに厳しいお父さんと、お料理が好きでやさしいお母さん、3つ下の妹がいること。
・本を読むのが好きで、図書館に良く通っていたこと。
・野球のチームに入っていたこと。あまり強くなかったけれど、練習が楽しかったこと。
・良いお兄ちゃんね、と言われていたけれど、本当はたまに妹とケンカをしていたこと…

 

『看板屋さんになったきっかけは?もしかして、絵を描くのも好きなんじゃない?』

「あ!そうです。小さなころから絵を描くのが大好きで、家族や先生によく褒められていたんだった!」

絵を描いていて一番嬉しかったのは、大きな賞状をもらったことでした。
家族や友達、近所の人がみんな「スゴイ!」と褒めてくれました。
「絵を描く仕事に就いたほうが良いよ」と、言ってくれる人もいました。
でもそのことは、仕事を初めてからずっと忘れていたのでした。

「あれ?すっかり忘れていた!自分のことなのに!!」

『話すことで、自分のことを知る場合もたくさんあるの。
だるまさんは、絵が得意なのね。仕事でつくる看板には、得意の絵を描いたものもあるの?』

「そういえば、無いんです!いままで、何故思いつかなかったんだろう・・・。」

nitadori
『そうね!このワークではそう思ってもらえることも多いの。
これまでのことを見つめ直してみると、自分自身では気が付かなかった新しい発見があるのよね。

そして、今日のワークショップは、過去の自分を振り返ると同時に、
仕事上の競合や目標となる会社のことも洗い出します。
バリューチェーンという、会社の活動をまとめた表に
仕事のライバルとなるような会社や、目標となる人のことを書き出しましょう!』
koseki
『会社の活動は大きく2つに分けられます。
何かを製造したり、売るのは直接収入に繋がるから「主活動」、
それ以外のお給料を計算するなどの労務や、経理などの活動を「支援活動」と言うの。
今回は、だるまさんの仕事上のライバルになりそうな会社や、
同じ仕事をしている会社のことを調べてこの表に当てはめてゆく作業をしましょう!!』

バリューチェーンの表を埋める作業に、だるまさんが選んだのは以下の会社でした。
・だるまさんのお師匠さんが営む、看板のお店のこと。
・だるまさんにとって雲の上の存在の、大きな広告の会社のこと。
・だるまさんの住む隣町にある、看板屋さんのこと。

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お師匠さんのお店のこと、隣町の看板屋さんについても、じっくり分析することはもちろん、
どんなふうに商売しているかを考えたことがありませんでした。
でお師匠さんの店のことを書き出してみると、思った以上に知っていることがあったことに驚きました。

 

『今回はこれまでの人生で得た経験や得意分野、同業者のバリューチェーンを調べる作業でしたね。
今日のワークショップはどうだったかな?』

「自分の好きなこと、当たり前のように覚えていると思っていたのだけれど、
忘れてしまっていてびっくりです!同じ業種の会社のことを調べる機会も今まで、無かったなぁ。」

nitadori

 

『だるまさんのように、手に職があって仕事を行っている人は、独り立ちと創業期が同じ人も多いから、
自分のブランドや市場分析などじっくり考えるきっかけが無いままの人も多いの。
クリエイティブ系の職種…、デザイナーさんやカメラマンさん、
編集職やものづくり系の職人さんも、そうかもしれないわね。』

なんだかとても腑に落ちます。
独立したときには、もうお客さんがついてくれていたので、
お客さんに喜んでもらうことを考えてばかりいました。
周囲の会社、自分のこと・・・、知らなかったことがたくさんあるのだと、わかりました。。

ワークショップが終わった後も、だるまさんは来るときと同じく
いつもより少しピカピカして、背筋をピンと伸ばし、家路を急ぎました。

 

 

次回のお話・・・だるまさん、自分の強みを探し出す。 -だるまさんBLOG第6回

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